毎月、長崎市内各地区の振興課題等について当該地区の住民の皆様と意見交換し、その声をもとに課題解決に向けて県市と協議し、一歩ずつ成果を引き出すよう行動するため、私の政務調査活動として実践していくこととしていますが、今回は伊王島地区で開催しました。
伊王島は伊王島大橋が完成後、温泉宿泊施設「やすらぎ伊王島」が立地していることもあって、島外からの入込者が大幅に増え、そのために交通安全対策や新たな駐車場の確保が急務となっています。
一方で、長崎(大波止)〜伊王島〜高島間の旅客航路の存続も望まれていますが、架橋により国庫補助航路から除外されることとなったため、県市の単独補助が切望されています。
現在、県市も住民の意向に沿うよう単独補助を行っていますが、今後継続した措置がいつまでとられるか懸念されるところです。
さらに旧炭坑跡地であるニッテツ鉱業の広大な所有地が臨港部においてそのままになっていることから、この利活用が強く望まれています。
その他、市営アパートの改修問題や、地域住民と入込者との道路利用の調整問題、また、国道499号の野母崎方面と伊王島・香焼方面への分岐点での行先表示の拡充等が指摘されました。
伊王島大橋の架橋により島内住民のくらしの安全・安心は増し、一定交通の利便性も確保されたことは間違いありません。しかしながら、交通弱者にとっては伊王島から大波止への旅客船が市内中心部への時間距離も短く、かつ、便利であることから、この旅客航路と大橋を渡るバスの乗り入れとの調整がやはり一番大きな問題と言えます。
意見交換会の概要については
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