三和地区は合併後、10年が経過し国道等の整備も進んでいますが、その反面、高齢者や子供たちの生活を守り支えるための方策の実施や、持てる資源を活用して、もっと活性化させるための取り組みが望まれるといった課題を抱えています。
また、日々の暮らしに密着した生活環境の整備についてもいろいろご意見があると思います。
こうしたことを素直に話し合い、できることから課題解決を図る目的から、第1回の意見交換会を10月3日に開催しました。
今回はテーマを決めず、課題や問題意識を共有するために参加者にそれぞれの問題意識を自由に述べていただき、それについて議論しました。今後、今回出された課題を元にテーマごとに具体的な方策等を議論していく予定にしています。
以下にその際に議論された課題や意見等を紹介します。
なお、本意見交換会の第2回を12月5日(土)10時より三和公民館の会議室で開催する予定にしています。三和地区の振興に関心がある方の参加をお願いいたします。
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栄上の高島浄水場(3.6ha)の活用について
・ 三和地区内の小中学校を統合し、効率の保育園と併せて教育ゾーンとしてはどうか。
・ 商業施設を入れた長崎バスターミナルとしてはどうか。
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川原大池公園の利用増進のための整備もし、軍艦島〜亜熱帯植物園〜川原大池公園〜みさき駅の周遊ルートをつくってはどうか。ただし、自然環境の保全との調整要。
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三和の森(川原大池上の100ha)の活用について
・ 枇杷の植樹とともに市民農園を整備したいという計画がある。是非進めたいがどうか ―賛成―
・ 宮崎や川原の空き家を県外からの移住者の住居にし、三和の森で耕作をし、産物をみさき駅に出荷したり農園を管理するライフスタイルを県外(都会)に発信してはどうか。
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高齢者は買い物ができなくなったり、緊急時や病院通いのための足がなかったりして生活に困る人が多い。知己での支え合いの仕組みとして、実際にどういった需要がどれくらいあるかアンケート調査をして、できることから実施する施策が講じられないか。
地方創生の新型交付金(年間1000万円、2年間)の制度を活用するのは今。
(アンケート用紙を作り、次回(12月5日)の意見交換会で検討する)
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中学校の教員受託は全戸空き家になっている。公営住宅として民間の入居に活用すべき。蚊焼の教員住宅の利用状況も調べてみる必要がある。
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国道499号の岳路の改良事業を行っているある場所から軍艦島・高島の眺望が素晴らしい。改良事業と併せて道路公園として整備してはどうか。
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イノシシ対策が一向に進まない。打つ手はないか。猟友会のメンバーが激減し駆除が進まない。三和で狩猟チームを編成し、徹底した駆除とともに、シシ鍋等を販売する加工販売所を設置してはどうか。南島原市はやっている。