県議会改革21会派の政務調査活動として韓国を訪問しました。

目的は、県ソウル事務所の開設にあたって、その役割・機能が十分に果たせる仕組みになっているかの検証と、長崎市内のオーシャンゴルフリゾートクラブを経営している韓国の大企業ハンファグループの役員との面談協議です。
ハンファ(韓火)グループは、サムスン(三星)やヒュンダイ(現代)等に次ぐ韓国の財閥グループで、化学製品や工業製品の製造を中心にしながら、大規模なリゾート開発の分野にも進出しています。
先ずは韓国最大の避暑地・景勝地のソラッグ(ソウルから西へ約3時間)を訪ね、1400室のコンドミニアム形式の大ホテルや各種の温浴施設、ゴルフ場、映画村、イベント施設の圧倒的なスケールに驚かされました。
これに加え、ハンファグループは韓国国内30数ヶ所にコンドミニアム形式のホテルを設けるリゾート開発の他、グァムやサイパン等の海外でも観光業を営んでいます。
このハンファグループを訪ねた目的は、実は私が全体をしかけたのですが、ハンファグループの海外リゾート展開として、長崎市内のオーシャンゴルフリゾートクラブの経営に引き続いて観光地雲仙の廃業した旅館ホテルを買収し、韓国人客を始めとする新たな観光の目的地をつくれないか、そのために出資ができないか勧誘することがねらいです。
ハンファグループで対応していただいた専務やリゾート部長は、当初私の提案に予想していなかったことから最初はとまどっていましたが、時間をかけて営業セールスを続ける中で序々に関心を示し、今年の夏、現地調査をすることを約束しました。
海外との知事のトップセールスも半官半民の団体にとどまり、具体的な個別企業にまで及んでいない状況にあって、今回の取り組みは一歩踏み込んだ取り組みだと思っています。
成果が上がるよう腐心したいと思います。