第20回の長崎元気塾を開催しました。
今回の第一部の講話は、諌早の竹野鮮魚店代表の松田充佐子さんが「笑顔は伝染する」というテーマで行ってくれました。
松田さんは鯖の燻製を製品化し、長崎県特産品新作の最優秀賞を受賞しています。
松田さんは高校卒業後、家業である鮮魚店を手伝います。
結婚後は主婦業の傍ら、学童指導員などの仕事につき、数多くの仕事を通して自分のやりたいことを探し、介護の仕事を頑張ろうとした矢先に父親が亡くなります。そのことがきっかけで三代目の後継者として再び家業につきます。
彼女の人を笑わせたい、人に喜んでもらいたいという気持ちは、最初のご本人の登場から現れていました。
ビデオが終わり、映し出していたスクリーンが上がると、そこにはなんと後ろ向きに演台に座る本人がいたのです。それも青い法被を着て。その法被は長崎県の特産品新作展、水産加工部門で最優秀賞を取った時、仲間から贈られたもの。文字が否応なしに目に付きます。
そんな登場を考えたのもご本人でした。
そして話が始まると、つい目頭が熱くなる経験話も出てきたりして。
強く生きているなと感じた彼女の言葉はこうです。
「やらされたという思いではうまくいかない。自分で決めたことはとことん楽しんでやる。
布団を被って泣いたこともある。しかしその感情を味わわないと次のステップにはいけない。人生には無駄なことはない。これからも「好き」を増やして生きていく。」
とっても前向きな姿勢に感動しました。
第二部のフリースピーチは、ウエスレヤン大学の中国と韓国からの留学生が、長崎と出身国との間で観光や貿易の振興につながる架け橋として仕事をしていきたい、という抱負を堂々と語ってくれました。
※ 右写真の右端が韓国からの留学生、ヒョン・ジョンさん、
その左隣が中国からの留学生、ヨン・ハンさん、
さらに左隣はウエスレヤン大学の講師、加藤久雄さんです。
長崎県もアジア国際戦略を産業振興の大きな柱にしていますが、その推進のためにはいろんな事業を円滑に進めるための多様な人材が不可欠です。
そうした意味で留学生を大事に育て、その役割を担ってもらえるように活用していくことは不可欠といっても過言ではありません。
私として、こうしたことにも積極的に取り組んでいきたいと思います。
次回の元気塾は、7月24日(水)午後7時から、県出島交流会館4階で行います。
皆さんも元気塾に参加し、元気を触発し合いませんか。
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