第19回の長崎元気塾を出島交流会館で開催しました。
今回の第一部の講師は、ショーレストラン「ローラパラダイス」代表の響ローラ氏で、「歌を通して長崎を元気に」と題して氏の思いを熱っぽく語ってくれました。
ローラさんの本名は立石昌明さんで生まれは東京都墨田区の向島です。
現在49歳。
子どもの頃から西城秀樹の大ファンで西城秀樹のようになりたいと見よう見真似で歌を歌っていたそうです。
親や学校の先生にも随分叱られたこともあったそうですが、自分が納得のいく生き方をしたいと歌を続け、16歳の時に応募45000人の頂点に立ってコンクールで優勝し、17歳で芸能界に入られました。
そうすると回りの人の自分への対応が変わって、成功すればいろんな人が寄ってくるんだなと思いつつ、その人たちにも感謝の気持ちを持って芸能界での活動を続け、普通では味わえない色々な経験を積んだそうですが、歌を歌うということよりもその他のアイドル活動が多くなったことから芸能界から離脱されました。
縁あって29歳のときに長崎に来て、これまでとは違う地道な仕事を頑張ってやっていこうと決意しながらも、中々職がなく、暗くなる一方だったとき、プライドを捨ててもう一度芸能の仕事をしようと思い、KTNのレポーターをやるようになったそうです。
県の製作番組「それ行け夢キャラバン」のレポーター役としても県内各地を回り自分の個性を押し通して頑張ってこられた。
そうした活動を通じて思うことは、「21歳の頃、芸能界にいた時に給料を月120万円ももらい天狗になっていた。自分に対する接し方は、その人の仕事であり演出なのに、自分が特別だと思っていた。長崎に来てそれを反省した。人にやってもらったことに感謝して頑張っていこうと思った。長崎は自分を変えてくれた。自分が追えば人も金も逃げる、自然に素直に人のために頑張ることでお金や親しみも得られる」ということ。
「正直に、素直に、欲を出さない。何かを求めるためにやるのではなくて、自分は何をしていかなければならないかを考えながらやっていく。ありがとうと感謝の気持ちを持ち続けることが一番大切」とも。
そして長崎について、「長崎は何か足りない、まちは少しずつ便利になり整備も進んでいくが、みんなの笑顔・愛・優しさが足りないのではないか。だから長崎を笑顔いっぱいのまちにしたい、そうすればもっともっといろんな人が長崎を何度も訪れるようになる。笑顔溢れる長崎を世界に発信していきたい。みんなが長崎のことを考え・語る8時間のテレビ番組もつくりたい」と熱っぽく語ってくれました。
とても長崎を愛し、人を愛し、自分の強い思いをもって生きている人だと感銘を受けました。
元気塾はいろんな分野で自分らしく頑張って生き・活動している人たちの話を聞く中で、互いに元気を触発する集いです。
次回は3月19日(火)19時から出島交流会館4階で、ロンドンオリンピック金メダリスト内村航平選手のお母さんに、「私の子育て(仮題)」と題して講演いただく予定です。
是非、皆さんも参加されませんか。
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