第１５回の長崎元気塾を開催しました。右の写真は今回講師を務めていただいた、谷美絵さん（左）と村上久夫さん（右）です。

第一部で講演いただいた今回の元気のメッセンジャーは、長崎市手をつなぐ育成会理事長の谷美絵さんです。

平成２年、障がい児をもつ親たちが自分たちで新しい福祉施策をつくるという目的をもって、社会福祉法人の設置に向けた取り組みを始めました。
施設から地域へ、病院から自宅へといったことが叫ばれはじめた頃です。

会員を募り寄付金を募り、行政への慣れない手続も含め、全部自分達の手作りで実践していきました。
４年半をかけて法人化を取得し、施設をつくることに反対も多かった中で自分達から地域への働きかけを努力し、除々に理解を求めながら一歩一歩進め、仕事に携わってから１８年を経った今日、通所施設５ヶ所、グループホーム７ヶ所を整備してきました。

障がい者が自らの意思を持って地域で普通に暮らす。
自分で自分のあり方を決める。
好きな人と好きな所で暮らし、自分で人生を選ぶ。
そうした障がい者の自立を実現していきたい。
その思いで一直線に進んだ。
地域の中に福祉を根づかせたい。
時間をかけてじっくりと。

本当に谷さんの生きざまには、心を打たれるものがあります。
息子さんは知的障がいを持っておられます。
自分の身支度は自分でできますが、自分の意志をうまく伝えられない。だから世の中から誤解を受けやすい。だから意思表示ができることに、そして、それがうまく伝わる手立てを親として腐心する。１人の人間としてしっかり生きていって欲しい。
そのために親としてできることは、精一杯の努力をする。

息子さんは今、立派に毎日６時間も就労しています。
知的障がいがあってもきちんと仕事をしている人、できる人は沢山います。
障がいのある人と社会をつなぐ仕事が福祉だと断言する谷さん。

彼女の実体験を通じた話に感銘を受け、元気を触発された会員は多かったと思います。
谷さん、お忙しい中、本当に有難うございました。


第２部の会員によるスピーチは村上矯正歯科の村上先生です。
題して、口腔と歯のアンチエージング。
治療と予防で老化のスピードをおさえ、いつまでも健康でいるための「ためになる話」です。

歯が健康であれば、生活習慣病にもなりにくい。
歯の健康が運動能力にも影響する。
よく噛むことが老化を防ぐ。
歯は身体のバランス感覚を保つにも大切。
歯をかみしめることで力が出る。
健康な歯と歯並びが引き締まった顔になる。
唾液成分が若さを支える。

これらのことを、分かりやすく解説していただきました。

そして口のトレーニングとして、頬の運動、口元の運動、舌の運動、唾液腺のマッサージ等々も実践していただきました。

本業での活動もさることながら、ボランティア活動や、自分が興味を持った事に率先して参加し行動する村上先生です。きっとすぐ友達になれると思います。

次回の元気塾は７月２６日（木）１９時、出島交流会館４Ｆ会議室での開催です。
第一部では、エネルギー源のベストミックスをどうつくるべきかをテーマに、外部講師のスピーチを行っていただきます。詳細については”第１６回長崎元気塾の開催”をご覧ください。

よろしければあなたも会員になられませんか？

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