第6回の長崎元気塾を開催しました。参加者は58名。
事前に用意した資料が足らず研修室に立ち見が出る盛況でした。
第一部の今回は、長崎県の農業レストランの代名詞ともなっている大村の“夢ファ−ムシュシュ”の代表である山口さん。
パワ−ポイントを使いながらシュシュの発展や農業振興にかける熱い思いを語ってもらいました。
農業の担い手が減少し、かつ高齢化していく中、農業を何とか安定した産業にしたいとの思いから、平成17年にシュシュ(フランス語でお気に入りの意味)を設立し、生産・加工・販売の6次産業化を目指した取り組みが始められました。
茶碗1杯の米の原価は25円〜30円ですが、コンビニに並ぶおにぎりは100円〜125円で売られています。
これではコンビニは儲かっても、農業は売り上げが上がらない。これでは駄目だとの思いからです。
そういう思いからどんどん知恵を出されました。
@ メ−ル配信や音声対応電話等により随時売り上げを確認し、その都度新鮮な野菜を店に並べる新鮮組POSシステムの導入
A 旬の農産物を材料にしたアイスシャ−ベットの開発
B 結婚式や法事をシュシュで行ってもらい、地元の花や食材を飾りつけや食事だけでなく引き出物にまで使う
C 観光農園を作り、メロンのオ−ナ−制度や体験農業、農業塾等を実施する
D 話題性のある商品開発や、パッションフル−ツやジャンボニンニク等新しい品目を作る
E 農業民泊や地域の若者のめぐりあい事業をやる
等々、多彩な活動が展開されています。
「シュシュは農業を通じてファンを募る」という合言葉で頑張っておられます。
シュシュの経営の戦略・戦術は非常にユニ−クで先駆的な発展をもって行われていますが、現状に満足しない、当たり前を疑ってみる、世の中のトレンドや人々が求めているものを的確に掴む、こういうふうにしたい、ありたいという強い気概や考える力がある。
そうしたことが山口さんはもとより、シュシュのスタッフの根底にあると思いました。
第二部は障がい者の就労支援活動に熱心に取り組んでおられる“電脳工房”の施設長の草野さんと会員である“アビリティ”代表の富永さんから活動内容等をお話いただきました。
・障がい者にとっては地域との連携や地域の理解が不可欠であるが、地域に出るための環境整備がまだ不足している。
・制度をうまく利用すると仕組みとしては生活できるようになっているので、そうしたことをバックアップする取り組みを行政に期待したい。
・障がい者と健常者のワ−クシェアリングを推進するために、障がい者が出来ることを障がい者に、健常者にしかできないことを健常者にという基本を作って欲しい。
・行政が発注する業務を積極的に弱所(障がい者・母子家庭等)に分配するような配慮が欲しい。
等々の話を交えて、いろいろな人を社会で包み込んで一緒にやっていこうという考え方を強く述べられました。
第三部の私の主張のコ−ナ−は、会員で写真家の岡野航さんが語ってくれました。
写真のスライドを放映した後、写真は「幸福のかけらを集めたもの、写真一枚から沢山の思い出が語りかけられ笑顔につながる。」と自分の思いを伝えた後、常に「写真によって人を幸せにする」ことを考えている。
「自分にしかできないものを確立しようと目下奮闘中」であることを、そして、可能性が小さければ可能性をつくっていけばいいと、力強く語ってくれました。
本年4月に始めた長崎元気塾ですが、それぞれの分野で頑張っている人たちが入れ替わり立ち替わり講演をしていただき、会員からは大変面白い、有益だとの感想をいただいています。
集いのあとの懇親会での一人一言コ−ナ−でのそれぞれの発言も含めて盛り上がっています。
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