第5回の長崎元気塾を8月20日長崎市内の出島交流会館で開催しました。
参加者は46名。
今回の講師による講義は「都市経営戦略策定検討会報告書(みんなでつくろう元気な長崎)」について、長崎経済研究所調査部長 中村政博氏にお話いただき、続いて、会員による提言のコ−ナ−ではNPO法人えことぴぃ長崎の牟田純子さんによる「環境保全活動」について、そして私の主張コ−ナ−では結婚相談所シンパシ−の堀田絵美さんの「能楽」にかける思いを語ってもらいました。
都市経営戦略策定検討会は、長崎商工会議所、長崎経済同友会、長崎県経営者協会、長崎青年会議所の経済4団体が連携して発足し、衰退傾向にある県内経済への危機感を共有し、地域の総合力で行動し衰退に歯止めをかけるためのアクションプランを策定しました。
プランは、現在の種々の地域活性化策の成果は不十分で、トレンドでは地域の経済規模、所得、雇用も低下することから、特に基幹製造業、観光、水産、教育(大学)の4分野についての具体的な振興方策を示し、個人所得の水準の維持をねらいとしています。
このため各分野毎の定量的な目標として、基幹製造業では本体の生産額5,160億円/年を維持することと併せて地元受注率を10%引き上げる、観光では長崎市への入込客数を556万人から700万人に引き上げ観光消費額を865億円から1300億円にする、水産では練り製品の生産販売額を60億円から120億円にする、教育分野では大学生3000人教職員300人を増員する、等の数値を掲げています。
この提言の内容は本県の厳しい経済環境とともにもっと活かせるシ−ズを把え、現実的な戦略として評価されるものであり、かつ、民間の経済団体が結束して主体的につくり上げ自ら行動していこうとするものだけにその着実な進展を期待するものですが、今後県や長崎市、大学等と更に具体的な方策を積み上げ、実効ある推進体制と原動力となるプラットホ−ムを構築していくことが最も肝要であると考えます。
牟田純子さんの環境保全を推進するための活動についてのお話は、原子力発電所の建設問題と闘っている瀬戸内海の祝島の人達の暮らしとスウェ−デンの自然をエネルギ−の開発にかける取り組みを紹介した「ミツパチの羽音と地球の回転」と題する映画を自主上映する活動をはじめとして「世界を救う13人のグランマザ−」映画上映会や牟田さん自身が感銘を受けたNPO法人ネットワ−ク「地球村(永続する幸せな社会)」代表高木善之氏による「虹の天使のワ−クショップin長崎」開催のお知らせ、「出会いを活かせば道は開ける!」ことを説く中村文昭氏の講演会の呼びかけなど、多様な活動の一端を紹介してもらいました。
最後に登場した堀田絵美さんは正装して能の高砂を舞い、日本の伝統芸能の振興を通じて社会を元気にすることを目指したいと非常にインパクトのある訴え方をもって力強く主張されました。
また長崎市内に能楽堂の設置を訴えられました。
「集い」の終了後は出島ワ−フ内で参加者による「一人一言コ−ナ−」でそれぞれが最近元気をもらった話などをスピ−チし、内容盛り沢山の元気塾でした。
次回の第6回は、9月17日(金)に長崎県の農村レストランの代名詞ともいわれる農村ファ−ム「シュシュ」の山口代表の講演を中心に行います。
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