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県議会の改革21会派(13名)で、4月19日〜20日、佐世保市で視察研修を行いました。
視察先は、佐世保高等技術専門校、佐世保情報産業プラザ、ハウステンボスです。
佐世保高等技術専門学校は、平成15年に北松高技専を併合して移転新設され、電気工事科、自動車整備科等7学科の定員140人の他、在職者訓練や離職者訓練を民間への委託事業として実施しています。
普通科の在籍率は100%、就職内定率は昨年度94%の実績です。
また緊急雇用対策として、緊急雇用創出特例基金事業により、離職者等の再就職訓練を実施し、509名の受講者を擁しています。
かつて、募集定員に対して入校生が少なく、専門校の存在意義が危ぶまれた時期がありましたが、県内高校等の再編整備と施設・設備の近代化、就職に重きを置いた学科編成等により、現在は生まれ変わっていると言えます。
佐世保産業プラザは、県内での情報関連産業の育成を目的として、企業向けの貸事務所や創業支援室等を配置するとともに、インキュベ−ションマネ−ジャ−等による起業支援を行うため、平成19年8月に竣工しました。また、併せて、平成21年7月に同施設の2号棟を設置しています。
施設内には、KDDIエホルバのコ−ルセンタ−が入居している他、ソフトウェア開発関連の企業が入居していますが、県内では最先端の映像コンテンツ制作室や3次元設計室、CG室があり、それぞれの開発ソフトは県内でも有数のものが整備されています。
基本的に、起業化、新事業展開を支援するための機関ですが、3次元キャドシステムや映像製作のための設備利用も
可能で、多目的な活用が期待されます。
その意味で、情報産業プラザの内容をより広く、県民に周知することが必要です。
ハウステンボスは、2600億円を投じて、テ−マパ−クとして運営されてきたものの、経営悪化による再建計画を進める中、今般、野村プリンシパルからの約300億円の投資を含む500億円規模での再生整理を通じて、HISへ経営権を移譲し、新たに再出発することになりました。
債権者への弁済と借入金の金利負担をなくし、かつ、佐世保市からの毎年の固定資産税相当額の交付金を10年間得るとともに、ヨットハ−バ−やマリ−ナ等の港湾施設を県に移譲し管理をしてもらう。
そのうえで、場内を有料ゾ−ンとフリ−ゾ−ンに分け、フリ−ゾ−ンにあたる地区に現在立地する有休施設を有料ゾ−ン内に移し、アウトレットモ−ル等を設置する。
有料ゾ−ンはエンタ−ティメント性を高める工夫を第三者の事業投資を引き出す形で推進する。
基本的には、このような仕組みで7月1日にグランドオ−プンすることが予定されています。
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