
三和文化教全主催の三和文教フェスタが今年も盛会のうちに開催されました。
30組の種目で、演奏あり、カラオケあり、伝統芸能のあり、併せて、多彩な展示品も出品されています。
三和はもともと自治体としての町でしたが、5年前長崎市に合併し,人口約12500人の地区です。
この三和文教フェスタは、約20年以上前から毎年毎年、三和の住民の心意気を示す祭りとして開催されています.
その文教フェスタで町長就任以来、毎回来賓挨拶をさせてもらっていますが、今回は次のように挨拶しました。
「一町というか、一つの地区で、住民の皆さんの自主的な取り組みとして、これだけ質量ともそろっている所は、長崎市広しとはいえども、それ程あるものではない。しかもそれが当たり前のように毎年続いている。この事が一先ず素晴らしいし、三和において自慢できるものの大きなひとつとなっている。
それは、この三和文教フェスタ自体はもとよりだが、これに出品し、出場する皆さんが、制作や稽古や色々な活動を日頃から頑張っておられる。みんなプロではないし、子供のころから専門に勉強したわけでもない。
自分自身のチャレンジする事をみつけ出し、仲間をつくり、少しずつ自分を磨いておられる。
言い換えると、生きがいとか、ゆとりとか、楽しみ,ふれあい、そういった心の豊かさを、自ら探究していると言ってもいいと思う。
そんな人たちが、この三和にはこうして沢山おられる事が私は何より素晴らしいと思う。
人生80年を超える時代。代来の第一線をリタイアした後は最早かつてのような
余生ということではなく,まさしく第二の人生。
この長い第二の人生を自分らしく美しく生きる事が,真の意味での人生の自己実現であるといっても過言ではない.
行政や政治も色々な事を作ったり、整備していくことも大事だが、私はそれ以上に、地域住民の皆さんが、心の豊かさを実現できるような社会環境づくりに力を注ぐことが大事だと思っている。」