9月14日、標記大会が開催され、来賓として招かれました。
高度情報社会の今日、インターネットやモバイル通信をはじめ、新たな多方向通信システムやナビゲーションシステムなど多様な通信手段が短期間の間に急速な技術革新と市場への普及が進み、私達の生活様式の一部さえ従前とは様変わりし、それと相まって新たな産業が拡大再生産されるといった現象を作り出しています。
しかしながら、本県においては大都市と比べ、情報関連産業の裾野がまだまだ小さく、かつ各種情報ツールを活かした公共サービスも少ないのが現状です。
特に離島や過疎地においてはインターネットや携帯電話などの情報通信基盤が整備されておらず、情報格差が全体としての地域格差を生み出す大きな要因ともなっています。
民間企業においては、採算のとれないこれら地域への投資は困難であり、そのために国庫補助制度が十分に整っていることが必要ですが、残念ながら現在の政府は都市部優先の政策に偏重しているためなかなか打開策が見出せません。
困難な問題ではありますが、情報格差の是正と高度情報社会に相応しい産業投資等や公共サービスの提供システムの拡充に向けて種々積極的な取組みをしなければならないと考えております。
