民主党 たかひら元 長崎県議会議員 高比良 元(たかひら はじめ)オフィシャルサイト 
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たかひら元の活動状況をご報告します。
各地区敬老会での挨拶
 敬老会の盛会を心からお喜び申し上げます。
 ここが痛い、かなわないと言う方が大半だと思いますが、そこをまげてお元気でご出席になられたことを重ねてお喜び申し上げます。
 わが国は遠い昔、人生50年といわれておりましたが、今日では人生80年代、近い将来90年になりなんとしております。長崎県では現在、694人の方が100歳を越えられております。そうした意味で、もう幾つになったというのではなく、まだ幾つとの思いでこれからまだ10年、20年頑張って一層のご長寿を保たれますことを心から祈念申し上げます。
 しかしながら、今わが国では高齢化社会というと何か暗いイメージで語られることがあります。年金・医療・福祉そうした社会保障制度がうまくいっていない、人口も少なくなって制度を担う人たちが先細りになってくるということが手伝って暗いイメージで語られることが多いのではないでしょうか。
 しかし、そうした社会保障制度がうまくいかなくなってきますことのツケをひとり国民に負担を増やすという形で押し付けられてはかないません。消えた年金問題、5000万人もの掛け金の記録が消失するというとんでもない事態が発覚しました。そればかりではなく、集めた掛け金を無駄な事業に費やしてしまう、更には横領といった不正な事件にまで発展している。
 国が決めた制度に従って、こつこつと真面目に納めてきた国民を国自身が裏切っている誠に許すことができない事態であります。ここは何としても政治の責任において問題を改善し、国民の信頼できる年金制度に立て直していかなければなりません。
 また医療制度も来年度からは70歳から74歳までの方は自己負担が現行の1割から2割になる、75歳以上の方には新たに後期高齢者医療制度ができてその保険料は少ない年金から天引きされることになります。これはまさに、高齢者の医療費を抑えようとする国の考え方があからさまな形で表わされたもので、加齢により疾病の増加にもかかわらず医療を受けにくくするといったとんでもない対応であります。また年齢によって医療の内容に差をつけるということも許されるものではありません。
 診療報酬制度や医療事業に内在する問題でそれを改革すべきであり、国民医療の根幹にかかわるような問題を平然と改悪するような政府の取組みは決して許すことができません。
 更には介護保険制度についても保険料は上がる一方でその反面、介護認定は厳しくなって本当に介護を必要とする人たちが、カヤの外に置かれるというような事態も生じてきております。保険者である各自治体の一般会計が厳しいために一般会計から介護保険の特別会計への繰入金がかなわなくなってきたことが保険料アップの最大の原因でありますから自治体の行財政改革を徹底して進め、ムダな経費を削減することがなにより不可欠であります。
 こうした様々な改革を行っていってこそ、国民に信頼される社会保障制度と言えるのであり、この前提となる改革によってもなお、制度の維持が困難な場合においては人口減少社会、高齢社会における適合的で持続可能なシステムを再構築していくことが必要だと考えております。
 私、たかひら元も地元の議員ではありますが、政治家のはしくれとして制度の改善を訴え、また自分の取り組める領域においては積極果敢に行動を起こしていく決意であります。そして、65歳、70歳以上になって初めて人生を謳歌できるライフステージに立てる、自己責任のもとに自己実現が図れるといった地域社会を創ることこそが、世界一の長寿国となったわが国の未来をより確かなものにしていくと確信しております。
 そのために、皆さん方のお知恵や識見をお貸しいただきますとともに、社会参加を通じて住み良いふるさとづくりの一助となっていただきますようお願いを申し上げる次第であります。
 今後益々のご長寿を心から祈念申し上げてご挨拶といたします。

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