熊本地震による被災地への緊急支援の概要について
標記について、民間の人たちによる自主的な活動や、行政の対応に関する問い合わせ等がフェイスブック等で飛び交っています。
民間の人たちのボランティア活動が効を奏するための参考にしてもらうとともに、行政の対応をさらに拡充し、また、民間と行政の取り組みがうまく連携するためのご意見をいただくため、長崎県の本日(4月21日)現在での全体概要を記します。
なお、状況が刻々変わるため、その都度追加発信します。ご利用ください。
長崎県(市を含む)の支援状況(概要)
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緊急支援室の設置
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4月18日、熊本県への支援を行っていくため、11名体制の「平成28年熊本地震長崎県緊急支援室」を設置。
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同日、被災地の現状把握のため、うち7名を先遣隊として派遣し、2名は現地連絡員として19日以降も熊本県庁に残り、情報収集を行う。
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被災地域(宇土市)へ、第1陣(事務職等20名)、第2陣(建築職3名)を4月19日より派遣する。
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被災地域(熊本市)へ、第1陣(事務職30名)を4月20日より派遣する。
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被災地域(嘉島町)へ、第1陣(土木職6名)を4月20日より派遣する。
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緊急消防援助隊
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4月14日 23隊80名出動開始
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4月16日 3隊11名を増隊、計26隊91名を派遣。
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長崎県防災ヘリコプター(防災航空隊)
4月16日以降、情報収集および緊急搬送任務のため、連日出動
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医療支援
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DMAT延べ10チームを熊本県へ派遣
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ドクターヘリで4人を県内2病院(みなとメディカル市民病院、長崎医療センター)へ搬送
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JMAT2チームを派遣、6チームが準備中
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災害救助物資の搬送
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4月16日 長崎県の災害救援物資を輸送するトラックが出発(提供物資:白飯、飲料水、毛布、簡易トイレ、等)
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4月19日 こども医療福祉センター(職員2名)が、公用車にて災害救援物資(飲料水、紙コップ、紙皿、乾パン、等)を積載し出発
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保健師チーム派遣
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保健師(県職員)1チームを4月17日に派遣
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保健師(長崎市職員)チームを4月20日に派遣
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応急危険度判定士派遣
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第1班:4月18日 県4名、長崎市2名
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第2班:4月21日 県4名、佐世保市2名
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義援金と募金箱設置への対応
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4月16日から長崎県庁および各振興局に募金箱を設置
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4月17日に東京事務所(日本橋長崎館)に設置
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給水車等
給水車11台、人員31名を派遣
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中小企業者の資金繰り等に関する相談窓口
商務金融課にて、熊本県および大分県で発生した地震にかかる災害により影響を受ける中小企業者の資金繰りに関する相談に対応するため、「平成28年度熊本県及び大分県で発生した地震にかかる災害に関する相談窓口」を設置
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被災者の一時避難受入相談窓口の開設
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開設場所:平成28年度熊本地震長崎県緊急支援室内に設置
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電話番号:直通095−895−2046
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受け入れ可能居住・宿泊施設
県営住宅 67戸
県職員住宅 55戸
教職員住宅 98戸
県教育センター宿泊棟 51室
ホテルセントヒル長崎 予約済以外の空き部屋を提供
市町営住宅 192戸
市町教職員住宅 39戸
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転学児童生徒の受け入れ
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受け入れ学校:公立小・中・高等学校および特別支援学校(小学校12名、中学校3名を受け入れ済み)
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授業料等:公立高等学校における授業料および入学手数料は免除
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その他:公立高等学校で必要となる教科書・学用品費などの支援(一人当たり上限16万円)
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支援物資の受付
(1)必要な支援物資は次の品目に限定
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ブルーシート(屋根を覆うのに使用できるもの)
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標識ロープ(トラロープ:ブルーシートを固定するのに使用)
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トイレットペーパー
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レトルト食品
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カップ麺
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紙おむつ
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おしりふき
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生理用品
※ 支援物資は直接お持ちください(宅配便等での受付はいたしておりません)。
※ 搬送しやすいように、同一品目を箱などの単位でお持ちください。
品名、数量を箱の見やすい場所に記載していただければ大変助かります。
(2)支援物資の受付期間・場所等
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受付期間:平成28年4月21日(木)〜4月30日(土) (土日を含む)
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受付時間:10時00分〜15時00分
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受付場所:4月21日 日本通運樺キ崎支店 元船B棟倉庫(ドラゴンプロムナード裏)
長崎市元船町14番38号
4月22日〜 日本通運樺キ崎支店 元船C棟倉庫(大波止ドラゴンプロムナード下)
長崎市元船町14番38号(電話:895−2410,2412)
※ 品目、募集期間については、被災地のニーズ等を踏まえて変更することがあります。
<熊本地震による被災地への緊急支援の様子>