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文教厚生委員会で五島奈留病院について地元で協議 (平成24年1月掲載)
五島市の二次離島である奈留は以前奈留町として独自の自治体を有していましたが、平成の大合併により現在五島市に編入合併しています。

その奈留地区に長崎県病院企業団の運営する奈留病院がありますが、現在病院企業団の病院再編計画の中で診療所化するという方向にあるため、地元の皆さんの意見を徴するために、文教厚生委員会で現地に赴き意見交換を行いました。

県病院企業団の計画は医師不足が深刻化する中で、五島地区においては五島中央病院を中核病院としてここに医師を集約し、地域医療サービスの拠点とし、周辺病院である富江病院と奈留病院を有床の診療所化しようとするものです。

若手医師の新臨床医研修制度が創設されて以来、長崎大学医学部卒業生が都会の有名病院に研修を求め、その結果、本県全体として、特に離島においては研修医が不足し、病院の当直医師や各種の専門診療科目の医師が減少し、病院運営が非常に厳しい現状にあることは事実です。

しかしこれまで病院が存続していた地元の住民にとって病院が診療所化することは、地域医療を守るサービスが大きく減退することから、そのような方針に反対することは当然です。
出席者の皆さんからは当然そうした主張が繰り返されました。

確かに病院企業団の立場において現状の厳しさは良く分かります。
しかし、一度病院を廃止してしまうと二度と立ち上げることは不可能に近いというのが実態です。
特に離島の離島という地理はハンディを背負う人達にとって、これまで生命にかかわる病院が失くなるというのは絶えがたいことだと言わねばなりません。

救急搬送システムや五島中央病院及び開業医の応援体制、並びに厳しいながらも若手研修医の尚一層の確保対策等を総合的に考え、基本的に奈留病院の存続を目指したいと思います。

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