┃百条委員会の報告(その1) (平成23年11月掲載)
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諫早湾干拓事業における入植手続きに関する調査特別委員会(百条委員会)が本格化してきました。
実質的審査の第1回となる10月19日には、県農業振興公社で直接借り受け申し込みをした入植希望者に対してヒアリング調査や営農計画の適否について事前に評価し、選定委員会に諮った関係職員を証人として尋問し審査を行うとともに、TGFを農業生産法人として大村市内の農地の借入れを認めた大村市農業委員会の当時の会長と事務局長及び市農業課の当時の課長を同じく証人として尋問しながら審査をおこないました。
県農業振興公社の職員はもとより適正な評価を行ったとの答弁ですが、第一次評定時の評価点数が入植が認められない点数であったにもかかわらず、第二次評定で点数が加算され、結局入植が認められる点数になったことに対して何ら具体的な説明がなされませんでした。
また、大村市の農業委員会においても何ら政治的な関与はなかったと主張しますが、申請日から僅か2日後に認可をしたいきさつや営農改善計画を認めるについて、諫早干拓地への入植をありきとした計画書をそのことは全く未定であるにもかかわらず、それを事実とするかのように解釈して判断したことの審査の問題点については全く弁明がなされませんでした。
政治的な関与の有無及び政治的に権力を持った人間が背後にいることにいわばおもねた便宜があったかどうかの審査を行っていく前段として、いわば事務方の事務処理上の問題について審査を行っているわけですが、第1回の審査だけでも以上のような不透明な問題が浮き彫りになっています。
今後審査の進捗に応じて、その概要をブログと私のホームページでお知らせしていきますので、ご意見等があればお聞かせ下さい。
次回は11月7日午前9時30分から上記のことに関し、新たな証人を尋問して審査を行います。
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