大村市選出野口健司県議の事務所職員が自民党のパ−ティ−券を販売する際、九州新幹線西九州ル−トの大村市内の建設予定地の地図をみせていたことについて、パ−ティ−券の購入と引き換えに利益誘導的な行為をしていたのではないかとの理由でその真偽を質す議会の政治倫理審査委員会が設けられ、この程その第一回の審査が行われました。
この委員会は県政治倫理審査条例により議会の議会運営委員会が議員の諮問に基づき当該審査会に衣替えし開催されるものですが、県議会としては初めてのことです。
また非公開で行われることから審査内容を途中段階でいろいろお知らせすることはできませんが、野口氏本人への質疑の他、野口事務所の当該職員や地図等を野口氏に渡した県土木部職員等への質疑が行われることになります。私もその委員の一人です。
本件はそもそも「パ−券買えば開発情報」「買収予定地情報を流出」「県議事務所パ−券勧誘」「未公表地図でパ−券勧誘」等の見出しで記載された新聞報道が発端になっています。
このことは逆に言えば、報道各社の新聞情報しか実際は持ち合わせていないというのが審査委員会の大半の委員の実態ではないかと思われることから、どれだけ突っ込んだ質疑になるのか審査の行方が注目されます。
いずれにせよ野口氏や関係者は政治倫理審査条例の趣旨にのっとり、潔い対応をされることを望みたいと思いますし、一定の疑惑を生じさせたことに対して、謙虚で誠実な身の処し方をされるよう訴えたいと思います。
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