┃野口県議事務所のパ−ティ−券販売に関する県議会政治倫理審査会 |
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大村市選出の野口県議の事務所職員が、九州新幹線西九州ル−トの大村市区内での保守基地建設に係る先行用地取得について、事前に知りえた情報と引き換えに、自民党のパ−ティ−券を販売しようとしていた問題に関して、野口県議自身の政治倫理を審査する県議会政治倫理審査会の第3回が開かれました。
この審査会は同条例に基づいて設置され、基本的に非公開で審査し、したがって審査内容は漏らさないようになっているため、前回の野口県議自身に関する審査内容をお知らせすることはできませんが、今回は野口県議に当該情報を地図をもって知らせた県の担当室長等県職員に対する質疑のため公開して行ったことから、その質疑の一部をお知らせすることにしました。
議論は多岐にわたり長時間となりましたが核心の問題は一点。
用地の先行取得の範囲を地形図におとしたペ−パ−を広く公表する前に野口県議に渡すことが守秘が求められる情報だったか、換言すれば、公務員の守秘義務違反に当たるか否かということです。
これに関し、直接その図面を部下に作成させ野口県議に渡した担当の室長は問題になるようなものではないと認識していたと自らの責任をかわすことに終始する一方で、直属の上司である土木部長は、地図の内容からみて守秘義務に違反しているととられてもいたしかたないものだと述べました。
地図の内容は、その提示前に行われていた関係住民への説明会等で示された図面等に比べて新幹線の保守基地建設についての用地取得の場所が具体的に特定される突っ込んだ内容だけに守秘義務に違反することは明白です。
土木部長も明確に認めたことから県としてどういう措置をとるのか、次回8月12日の審査会での回答いかんによってこの問題の審査がいよいよ本格的に動き出します。
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