県庁舎整備等特別委員会では、県当局が示した県庁舎整備基本構想に関して県民の意見を聞くため、県内8ヶ所で公聴会を開くこととし、今般、その第1回を大村市で開催しました。
会議には、大村市民を中心に諫早・東彼杵3町の住民を含め約300人が参加し、大村市長・諫早市長・波佐町・東彼杵の両町長並びに2市3町の議会議長等も出席しました。
県議会として、先に、県庁舎(県警本部庁舎を含む)を建設する場合は、その場所は長崎市の魚市跡地が適当との意見書を知事に提出したことから、建設する祭の庁舎の規模や機能等を一定取りまとめた理事者の県庁舎整備基本構想の内容について、県民の意見を聞くという趣旨であることから、県庁舎を今後どこの市町のどこに建てるかという場所の問題について論議するものではありません。
ですから、第1回の公聴会も時間は長くかかったものの、参加者の関心や熱意はそれ程でもなかったように思います。
なぜなら、これまでの議論もそうであったように、県庁舎建設の優先度の問題と併せて、建てる場合どこに建てるかという場所決めの問題が1番関心が高いからです。
その点この県庁舎問題に関心の高い大村・諫早の皆さんは、とりわけ地の利のいい県央地区こそ建てるべきだと主張されてきただけに最早関心が薄れてきているというのが本音ではないかと思います。
その証拠に、県庁舎が無理なら、今度建て替えが検討されている県立図書館は大村にこそつくるべきだという大村市長やこれに同調する県議や市町議員の発言が飛び出すなど、どうもこの県民の声を聞く会の開催が地元長崎市以外でどれだけ意義のあるものか、実際のところ疑問なしとしません。
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