長崎市深堀6丁目、深堀漁港の入口を起点として、旧三和町の蚊焼に至る地域の基幹道路として県道深堀三和線があります。
この路線は長崎湾に面した海岸沿いを走り、国道499号のように長崎半島の中央幹線と比べ地域内交通のための路線ではありますが、旧三和町の晴海台や平山台などから三菱の香焼工場に通勤する人にとっては欠かせない朝夕の通行量が非常に多い路線です。
その深堀三和線は住家の連担しない地区での改良は進んだものの、肝心の出入口部である深堀漁港がある同工区の改良は進まないまま放置された状況にあります。
まさにこの区間がいわばうなぎの寝床状態で、これまでの他区間の改良が実をあげていないといっても過言ではありません。
普通車さえ離合できず、付近住民の人にとっては大変危険な状況が続いています。
自治会の人たちも改良工事を切望していますし、県もまさに未竣工工事として残っており、工事を実施することにはやぶさかではないといった姿勢をもっています。
しかし住家が連担し拡幅のための支障物件が多いため、地権者等の全体の理解を得るには難しい状況が続いています。
そうであれば当初計画の方法を修正し、住民の理解が得られ易いような計画路線として再度関係者等と協議すべきだと私は主張していますが、県は事業費がかさむことを理由として慎重な姿勢でいます。
しかし、事業効果の出ないような未竣工工事で終わっていいはずがありません。
ましてや地域住民にとっては、日常生活に非常な危険がある中で放置されていいはずはありません。
何としてもこの区間の改良を成し遂げるために、私としても全力を注ぎたいと思います。
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