長崎半島の唯一の基幹道路である国道499号については、江川から平山台までの竿の浦工区の完成の目途がたったのと併せて、平山台から旧三和町の栄上までの栄上工区についても国庫補助事業の採択を得て既に用地買収が行われていますし、蚊焼町内の蚊焼工区も改良工事が行われています。
そこで国道499号のうち、最も線形や幅員が悪く見通しの悪い急カ−ブが続き、バスやトラックの離合もできない旧三和町の岳路から旧野母崎町の黒浜までの約2、0kmの未改良区間の改良工事は、ここまで全体事業が進捗してきた現在、避けて通れない状況です。
この区間の改良は半島住民の悲願ですし、地域の振興のために不可欠な要件です。
岳路地区住民の毎日の生活の安全を確保するとともに、長崎市への合併以来、公共施設が整理統合されたり、地域の活力を培っていくのに厳しい状況に追いやられる野母崎地区の振興に取り組んでいくうえで基本的なインフラ整備として待ち望まれる事業です。
この岳路・黒浜間の整備については、私が三和町長に就任以来、他の工区の事業着手のための仕掛け作りをする一方、県に何度も何度も陳情し、また県議になってからも本会議場で幾度となく質問・要望を繰り返してきました。
また私だけでなく地域の住民代表も熱心に県への働きかけを行ってきました。
その悲願であった岳路・黒浜間の改良について今般の県議会で中村知事は未改良区間2、0kmのうち1、2kmについて今年度から国庫補助事業として改良事業を行うための予算を計上したことを、私の一般質問に答える形で表明しました。
そして残区間についても事業化を図るべく積極的に検討することにも言及しました。
随分と時間がかかりましたがやっと光明が見えた思いですし、私としても少し肩の荷が降りたような感じです。
今後は一日も早い事業の完成に更なる努力をしたいと思います。
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