本年度最後の離島半島・地域振興特別委員会が2月6日開催され、これまでの離島半島振興事業のうち離島半島への優遇事業や限定事業の実施概要とその成果並びに離島半島の地域振興への効果・寄与度を中心に論議を交わしました。
当局は、夫々の事業の成果等を強調されますが、それは第一に事業実施者の側からみた評価であり、第二に、実態として離島半島地域の課題は改善されないまま逆に深刻化しているという状況から、単に国の制度メニューにのって離島半島の事業を行うのではなく、優先的課題についての戦略を明確にした上でそれに対する総合的な取り組みを行うこと、事業の実施にあたっては枠組みづくりや財政支援にとどまることなく、目指す内容を実際に組み立て動かしていく原動力となる装置を組み込むことに尽力すべきであること、等について指摘を行いました。