県立図書館の移転新築問題について

 

・ 県立図書館の役割・機能は、市町立図書館の支援・補完、情報センターとしての各種資料の収集、市町の除籍図書の収蔵等があるが、本県の財政状況と今後想定される施設設備やインフラ整備等の公共投資を考えると図書館に多額の経費を投じることは現実的に困難である。

 

・ そこで、市町立図書館では対応が難しい、より専門的課題に対応したレファレンスサービスを実施する「県民の役に立つ、県民の課題解決のための図書館」としての機能に特化する。

 

・ 即ち、一般的なベストセラーや新刊本、実用書や雑誌、児童図書等の資料収集は市町立図書館に委ね、新たな県立図書館は、より専門的で資料価値の高い資料の収集に特化する。

現在の蔵書総計約95万3000冊のうち、こうした専門資料は約28万500冊、これを保管し運用する、基本的にこうした枠組みの図書館として設置する。

 

・ そして市町立図書館の支援や一般図書の補完、移動図書館、市町立図書館の除籍図書の収蔵機能は、入館者年100万人、貸出数160万冊を誇る長崎市立図書館に委ねる。

更にこれらを行うために必要な経費は長崎市に負担をお願いする。

 

・ こうした方式で新たな県立図書館の整備が出来ないか早急に長崎市と協議してもらいたい。長崎市は協議に応じると思う。

 

こうした私の提言に対し、山崎県教育委員会委員長及び渡辺教育長はこれまで内部で検討したことがない提案であるが、市との連携は必要であることから検討の中で十分吟味すると答えました。