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高島町への貨物等の海上輸送手段の確保 (平成25年1月掲載)

 長崎港の外港に位置する高島町へのプロパンや石油類・車輌・建設土木資材等の貨物を運搬していたフェリー会社が運航を休止したことから、高島町の人たちの生活を守るための取り組みが急務となっています。

 長年、長崎市内に本社を置く富川兄弟商会が松ヶ枝や香焼から高島・伊王島に貨物等の輸送のためフェリーを運航していましたが、伊王島大橋が完成したことや、市町村合併後、高島町内での公共工事業が大幅に削減されたこと等により、荷が少なくなり料金改訂を行っても採算がとれないとの理由により撤退しました。

 この富川兄弟商会からは、これまで私に窮状を訴える相談があり、これを受けて県・市に継続的な運行を確保するための対応を求めてきましたが、貨物の内航海運に対する補助制度がないこと等を理由に事態の推移を見守るとの姿勢に終始し、結局は運行休止に追い込まれてしまいました。

 危機的な状況を目前にして、フェリー会社は私に再度行政の取り組みを促進して欲しい旨の要請があり、私として高島町の住民の生活を守るため貨物等の海上輸送手段を確保しなければならないとの立ち位置において、県議会本会議で一般質問する他、直ちに県・市の関係部課長を集めた庁内会議や地元の自治会長さんたちに集まっていただいての協議、更には、行政の支援措置を求めるための要望書の提出に添付する住民の署名活動等を率先して行ってきました。

 こうした経緯の中で、現在、高島町で完熟トマトの栽培を行っている崎永海運が自社のバージン船を曳船で運航する計画を示し、これまで2度のテスト運行とプロパン等直ちに必要な資材の運搬を行っています。

 大変有難い取り組みですし、同社は加えて着岸後の貨物の出し入れのための設備投資も負担するとしています。問題はこうした民間の取り組みに全て委ねるのではなく、行政としても着岸の安定性を保つための設備の設置や今後の輸送料金の策定において、一定価格に抑えるための財政支援を講じるなどの取り組みが必要です。

 これらのことに私として、高島の人たちの生活を守るため、身体をはって率先して取り組んでまいります。

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