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県立美術館の運営は更なる工夫が要る

県立美術館は約80億円を投じて建設され、現在、長崎ミュージアム振興財団によって運営され、その運営委託費が今年度約3億5400万円、設置後これまでの最大入場者数は17年度の約614,000人で、昨年度は約400,000万人と214,000人も減少しています。

 これに対して歴史文化博物館は、県と長崎市の共同で建設され、今年度の運営委託費約3億4600万円も県と長崎市で折半されています。入場者数は18年度の約609,000人を最高に昨年度は約550,000人です。
 
 県立美術館の運営費が県にとって倍なのに、入場者数は歴博の約四分の三に甘んじています。したがって、入場者一人当たりに対する投資経費は歴博3に対して美術館8といった状況です。費用対効果を持ち出すつもりはありませんが、こうした状況を踏まえて美術館としては、もっと入場者を増やす、即ち、もっと県民が気軽に利用できるような運営のあり方を見直していく必要があります。

 もともと収蔵美術品としては、一級品が少ないだけに美術館本来の利用増進もさることながら、県民の多目的な利用が、よりできるような機能を拡充するよう担当部局に求めています。

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