私、比良元は“長崎県勢浮揚のために、県政を一番承知している者の一人として先頭に立って仕事をしたい。県民のためにしっかり働くという決意・覚悟においては誰にも負けない。”
そうした決意のもと、これまで知事選を目指したいと致しておりましたが、当初想定していた知事選の構図と現在の状況が大きく異なる中、諸般について熟慮した結果、立候補を見送らざるを得ないと最終的に判断した次第であります。
皆様方には多々ご心配をお掛けしましたことを本当に申し訳なく存じますとともに、事前の活動において一方ならぬご配慮・ご協力を賜りました皆様には誠に相済まぬ思いであります。
伏してお詫び申し上げる次第であります。
結論に至る私の判断理由といたしましては、
一、共に戦いたいと思っておりました民主党からの推薦が得られず、他の候補者が擁立されたことから選挙の戦い方が非常に難しくなったこと。
一、当初、選挙を戦う相手として想定していた金子知事が立候補を断念したことから、金子県政を変えるという私としての選挙の意義・目的が揺らいできたこと。
一、候補者が乱立する選挙は先例からみて、候補者の政策や識見を相対的に比較するということよりは、別の要素が有権者の選択において優先されることが多いことから、私としては不本意な選挙となる恐れがあること。
一、敢えて乾坤一擲の勝負に出ればこれまでの同志である民主党の議員や関係者・支援団体等と決別し対立することになり、それはいずれにせよ私として避けるべきであること。
等であります。
皆様方からお与えいただいたこれまでの職責を踏まえ、自分としてよりご期待に応えるための仕事ができる立場にチャレンジしたいとの意気込みで知事選を目指しておりましただけに、途中で断念することは断腸の思いでありますが、これも一重に、私自身の非力と不徳の致すところと心得、今後一層、より多くの皆様方の期待と信頼を勝ち得ることができるよう職責の全うとともに、自身の修練に粉骨砕身精進してまいる決意でありますので、貴殿におかれましては何卒倍旧のご指導・ご鞭撻を賜りますよう衷心よりお願い申し上げる次第であります。
ご心配をお掛けいたしましたことに、また、ご期待に沿うことが出来なかったことに重ねてお詫び申し上げます。
誠に申し訳ありませんでした。
長崎県議会議員
比良 元 拝
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